
リューグーレザーズ商品に使われている革の解説と、
大切なレザーアイテムと永く付き合っていくためのメンテナンス方法をご紹介しています。
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■革の種類
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革の種類 | 特徴 | 関連商品 |
■カウナチュラル |
牛革の表面を可能な限り自然に残す為、使用出来る部位が限られる希少性の高いカウレザーです。通常のカウレザーよりもさらに触り心地が自然で、経年変化がより自然に現れます。新品の状態でも革が自然に柔らかく、グレードの低い革に有りがちな固さは一切ありません。 |
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■バッファロー |
バッファローはやや粗めな表面ですが(カウ)に比べ、水に強く、キズも付きにくいのが特徴です。繊維も粗いので軽快なジャケットとしての着やすさはバッファローが1番です。長くお使い頂くと粗さも落ち着き良いツヤが出てくるのもバッファローの長所です。リューグーでは、それぞれの長所を生かす為、別々に販売しております。
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■ピッグスキン |
ブタの革素材。3本の毛穴が特徴で、革質は固く丈夫。グッチが得意とする素材です。
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■ラムスキン
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ヒツジの革素材。傷が付きやすいですが柔らかく吸い付く様な質感が特徴。シープスキンとも言います。シャネル、ロエベが得意とする素材です。
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■ディアスキン
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鹿の革素材。
ラムスキンに似て、吸い付く様な質感と独特なしぼ感が特徴。しぼがあるのでラムスキンよりも傷が目立ちにくいです。
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■ホースハイド |
Liugoo Leathers Storeでの最高級素材としてご紹介している、馬革という素材は、モーターサイクルの発達段階の歴史において多用された耐久性や耐摩耗性などライディングなどに非常に適したマテリアルです。広く食用として飼育されている牛と比べ、採取量が少ない為、貴重な素材であり、しなやかな素材です。
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■コードバン |
馬のお尻・臀部(でんぶ)または背の部分をタンニン鞣して染色した革。褐色の光沢があります。
繊維が緻密なので丈夫で長持ちしますが、水による変色、変質と言う欠点もあります。
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■ゴート |
ヒツジの革素材。傷が付きやすいですが柔らかく吸い付く様な質感が特徴。シープスキン、ナッパレザーとも言います。シャネル、ロエベが得意とする素材です。 |
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■スティングレイ |
エイの革、ガルーシャとも呼ばれる。
1~2个曚匹両さなビーズのような粒と光沢が特徴です。
非常に硬く、傷のつきにくい革です。
その美しさと、耐久性、更には加工の難しさから数世紀前より欧米はじめ日本、中国でも珍重されてきた
大変希少な革素材です。
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■加工別革分類
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■スエード
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クロム鞣した牛、山羊、羊等の革の裏面をサンドペーパーでベルベット状に起毛したなめし革で毛足が短くソフトなものほど上質とされる。スエードはスウェーデンで考案された技法ということで、仏語のスウェーデンが名前の由来。バックスキンもこう呼ばれることがある。
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■バックスキン |
大鹿などの鹿革(BUCK)の総称で特に牡鹿の銀面(革の表面)を削り、ビロード状に起毛させたものをさす。今日では、同様の工程で起毛された牛革や羊革のナップド・レザーをさすこともある。 |
■ヌバック |
牛革や羊革等の銀面(表面)を削って起毛させたベルベット状の革。バックスキンより目の細かいペーパーを使うため毛足が短く、防水性のオイルド・ヌバックがアウトドア・シューズ等に用いられる。NEO(新しい)バックが語源とされる。 |
■揉み革 |
グレイン、スコッチ・グレイン・レザー(SCOTCH GRAIN)とも呼ばれ、なめし革の表面を削り、もんで柔らかにしたもの。表面に細かい皺(しぼ)がある。大鹿に似せたエルクの他に水しぼ、角揉み、八方揉み等がある。 |
■型押し革 |
革を鞣した後、銀面(革の表面)に模様を加熱高圧プレス機でプレスした革で表面のしぼが特徴。また、クロコダイル、トカゲ、ヘビなどの爬虫類を模したものが多い。エンボス、スタンプレザーとも呼ばれる。 |
■ボーデッドレザー |
表面に軽いしわ加工や型押しを行い、細かな線模様を入れた革。 |
■エナメル革
(パテントレザー) |
クロム鞣し後、銀面(革の表面)に合成樹脂(エナメル、ポリウレタン樹脂)を塗装して光沢感を出した革。日本の漆塗りをヒントに考案され、アメリカでパテ ントが取られたことからパテントレザーとも呼ばれる。汚れが付きにくく手入れも簡単だが寒さに弱くひび割れしやすい。タキシードと合わせて履くオペラ・パ ンプス等に利用される。 |
■オイルドレザー |
動物油(主に魚油)でなめした革で、オイルによるはっ水性により、水分による劣化が少なく、しっとりとした感触がある。独特の光沢、色むらと粗い表面が特徴。オイル・レザー、オイル・アップ・レザーとも呼ばれる。 |
■ぬめ革 |
植物から抽出されたタンニン鞣ししただけの染色や表面加工も塗装もされていない革で革そのものの味わいがある。使いこむことで飴色に変色し風合いが増す。水や油に弱い。 ヌメ革は廃棄されても土中で微生物などにより自然に分解され、その製造工程中に環境を汚染するような有害廃棄物をほとんど出さないため、自然環境に優しい素材として近年その価値が見直されています。 |
■革メッシュ |
紐状の革を編んでシート状にしたもので通気性に富んでいる。 |
■底革 |
本底用に鞣した革で普通、成牛革をタンニン鞣ししている。厚いまま硬く仕上げている。靴の底等に使用される。 |
■床革 |
銀面(革の表面)を2枚にそいだ場合にできる、表皮のない部分。残り部分を鞣した革で粗い。 樹脂塗料やエンボス加工を施して、あたかも銀付き革であるように見せかけ、鞄等に使用されることもある。床革は切創に強く、耐熱性に優れた素材。床ベロア はクロム鞣しの床革を起毛したもの。 |
■シルキー |
仔牛の革でスエードと同じように作られるが、さらにソフトで最高級品。 |
■ナッパレザー |
生後1年未満の仔牛、仔羊なめし、回転するドラムの中で揉んでシボを付けたもの。光沢をつけた子羊の革で非常に柔らかいのが特徴。 服の素材の一部としても使用できる柔らかさと肌触りのよさが特徴ですが非常に高価。 |
■通称別革分類
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■スムースレザー |
最も鞄に使われる2mm厚程度のカーフで、使っているうちに風合いがでてくるのが特徴。 表面に起毛・型押しなどをしていない、自然のままの革。 |
■ブライドルレザー |
フルグレインカウハイドをタンニンでなめした後、長期間蜜蝋に繰り返し漬け込んでなめした耐久性の高い素材でブライドル(クツワなど馬具の総称)用に英国で開発された。ロウでコーティングされている為、変色や雨に対して強く、使い込むほどに光沢が益し、いつまでも頑強であるのが特徴。使い初めにブルームと 言われる白い粉が吹いていることがある。とても自然でナチュラルな美しい素材です。 |
■BELTING LEATHER |
西部ステア・ハイドを傷やしわを除きタンニン鞣をした後、つやを出すためオイルにつけて加工したもの。(HARTMANNの鞄に使用されているものは、発電機のベルトに使用されている工業用牛革を同様な製法でなめしている。) |
■サドルレザー |
タンニンなめしの牛革で馬の鞍に使われる厚みのある革。 |
■グラブタンレザー |
アメリカの鞄メーカCOACH(コーチ)の鞄に使用されている素材で、野球グローブに使用されている革からヒントを得て開発された。しなやかで色落ちしにくいという特徴をもつ。 |
■ボックスカーフ |
ベビーカーフをクロムでなめし、顔料仕上げを施した肉厚な素材。柔軟性と伸縮性に富み、使いつづけても表面に変化がでないのが特徴。フランスの革メーカ、デゥブイ社のものがエルメスでも使用され有名。 |
■コノリーレザー |
イギリスの鞄メーカーであるタナー・クロール社の鞄にも使用されている英コノリー社独自製法の革。手触りが良い上、耐摩耗性、耐水性にも富む為、ロールスロイスのシートにも使用されている。 |